バーティブが決算受け大幅高 アナリストからも高評価=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
(NY時間13:31)(日本時間02:31)
バーティブ<VRT> 80.01(+8.19 +11.40%)

 デジタルインフラのバーティブ<VRT>が大幅高。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。受注は前年比で約13%増加し、前期比で約21%増加した。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しは上方修正していたものの、1株利益については従来のレンジを拡大させている。

 アナリストは「第1四半期の業績が予想を上回り、通期のガイダンス(中間値)が再確認されたことは前向きな材料。2025年以降の有意な成長に向けた堅固な基盤を継続的に築いている」と評した。

 また、別のアナリストからは「結果は印象的で、ほとんどの指標が予想を上回った。継続的な強い需要の兆候に加え、特に流動的な関税環境下において、同社は実行に焦点を当てることが重要だと考えている」とのコメントも出ていた。

(1-3月・第1四半期)  
・1株利益(調整後):0.64ドル(予想:0.61ドル)  
・売上高:20.4億ドル(予想:19.4億ドル)  
  APAC:4.47億ドル(予想:4.02億ドル)  
  EMEA:4.03億ドル(予想:4.21億ドル)  
・営業利益率(調整後):16.5%(予想:17.4%)  
・既存事業受注の伸び:約13%  

(4-6月・第2四半期見通し)  
・1株利益(調整後):0.77〜0.85ドル(予想:0.88ドル) 
・売上高:23.3〜23.8億ドル(予想:22.7億ドル)  

(通期見通し)  
・1株利益(調整後):3.45〜3.65ドル(従来:3.50〜3.60ドル)(予想:3.57ドル)  
・売上高:93.3〜95.8億ドル(従来:91.3〜92.8億ドル)(予想:92億ドル)  
・FCF:12.5〜13.5億ドル(予想:13億ドル) 

【企業概要】
 世界各国のデータセンター・通信ネットワーク・商業産業環境向けにデジタルインフラの設計・製造・サービスを行う。電力調整と無停電電源システム、熱管理・統合データセンター制御デバイスやソフトウェアを供給する他、監視サービスも行う。AC・DC電源管理製品、スイッチギア、熱管理製品等を提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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