[本日の見通し]ゴム=やや売り優勢、金融不安が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、やや売り優勢の展開となりそうだ。寄り付きでは、上海夜
間の小幅安を受けて、軟調に推移する限月が目立った。
 今日のJPXゴムRSS3号は、売りがやや優勢となるとみる。トランプ米大統領が
中国に対し、再び強硬な姿勢を示すなど、米中貿易摩擦は依然として解決には時間が掛
かりそうだ。
 また、昨日、トランプ米大統領がパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解
任を考えていないと述べ、米株は上昇したが、今朝方、同大統領は「利下げしないのは
おかしい」と再び述べるなど、パウエルFRB議長への不満は根深い。前日の米株市場
も高寄り後に上げ幅を削っており、金融市場は依然として不安定だ。
 今日の日経平均株価も高寄り後、上げ幅を削っている。このような状況では、JPX
ゴムRSS3号にも積極的な買いは入りにくい。今日は戻り売りを浴びやすいとみる。

 午前9時43分時点のゴムRSS3号活発限月の9月限は前営業日比2.0円安の
287.9円。今日の日中、予想される9月限のレンジ280.0〜295.0円前
後。

 今後一週間先までのRSS3号9月限の予想レンジは260.0〜320.0円。
テクニカルからの下値支持線は281.0円(一代の安値)、上値抵抗線は305.1
(4月8日の高値)。

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