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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/06 58.16 59.50 56.39 59.24 + 1.03
2025/07 57.62 58.91 55.86 58.68 + 1.06
2025/08 57.19 58.47 55.50 58.24 + 1.05
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 1,352,816 1,949,361 ( + 52,735)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/06 201.20 + 1.02
2025/07 199.76 + 1.26
改質ガソリン 2025/06 204.92 + 3.15
2025/07 202.16 + 2.89
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月は1.03〜
1.06ドル高。その他の限月は0.78〜1.05ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)プラスの舵取り役であるサウジアラビアが同盟国や専門
家に対して長期間にわたって低価格を許容できると説明し、増産を示唆したとロイター
通信が伝えた一方、サウジ当局筋がこの報道を否定したことが相場を押し上げた。調査
会社アーガスによれば、この当局筋は「幽霊が幽霊から発言を受け取っている」と述べ
た。また、別のサウジ当局者は「いつから、会議の前に我々が何をするかを誰かに説明
するようになったのか?」と語ったとの報道もある。サウジなど石油輸出国機構(OP
EC)プラスのなかで自主減産を実施している8カ国は来週5日に会合を実施する。
トランプ米大統領の発言も買い手がかり。同大統領は「イラン産原油および石油化学
製品の購入はすべて、今すぐ中止しなければならない!イランから石油や石油化学製品
を購入した国や個人は、直ちに二次制裁の対象となる。彼らは、いかなる形であれ、い
かなる方法であれ、アメリカ合衆国との取引を許されない」と述べた。核開発を巡り、
イランと米国は協議を継続しているものの、米国はイラン制裁を強化しているうえ、圧
力を全く緩めていない。ヘグセス米国防長官も「あなた方(イラン)がフーシ派に致命
的な支援をしているのを我々は知っている。あなた方が何をしているのか、私たちは正
確に知っている。米軍の能力は理解しているだろう。我々は警告した。私たちの選んだ
時と場所で、報いを受けることになるだろう」と述べて、イランを引き続き威嚇してい
る。
トランプ米大統領はイランと取引を継続する国を警告しているが、イラン産の原油は
ほぼ中国向けであることから、米中貿易戦争の激化も警戒された。中国は原油購入を通
じて財政的にイランを支援し、イランは米軍に攻撃を続けるアンサールアッラー(フー
シ派)を軍事的に支援している。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。
今日の材料
・オマーン外相、3日に予定されていた米国とイランの核協議は延期=ロイター
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