NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 7)   969.8      975.3       959.7       967.1    -  2.3
         (25/10)   980.0     984.7       970.0       977.1    -  2.2
 パラジウム  (25/ 6)   940.00     955.00      933.50      943.80   +  9.40
         (25/ 9)   953.00     964.50      948.00      954.10   +  9.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          22,053         25,327        77,212       (+    356)
 パラジウム          4,296          4,179        21,501       (+    710)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,752.96  +  83.60
     前日  143.05/07   1.1325/27   ・ナスダック         17,710.74  + 264.40
     本日  145.39/41   1.1291/93   ・10年米国債利回り      4.23  +   0.06
・NY原油  (25/ 6)   59.24 + 1.03  ・SPDR保有金残高    944.26  -   2.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。前日比はプラチ
ナが3.0ドル安〜1.0ドル高、中心限月の7月限が2.3ドル安、パラジウムが
9.30〜9.50ドル高、中心限月の6月限は9.40ドル高。
 プラチナ7月限は反発。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に入る
と、買い戻し主導で上昇したが、戻りは売られた。日中取引では、米新規失業保険申請
件数の増加や株高を受けて堅調となった。
 パラジウム6月限は株高などを受けて買い優勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を961.0〜972.8ドルのレンジで推移し、前日
比5.6ドル安の962.1ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、金軟調につれ安
となった。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇したが、戻りは売られた。
 日中取引では、959.7ドルまで下落したのち、米新規失業保険申請件数の増加や
金堅調を受けて地合いを引き締めた。その後は、975.3ドルで戻りを売られたが、
株高を受けて押し目は買われた。
 米新規失業保険申請件数は前週比1万8000件増の24万1000件となった。市
場予想の22万4000件を超え、2カ月ぶりの高水準に急増した。4月の米ISM製
造業購買担当者景気指数(PMI)は一段と低下し、48.7と5カ月ぶりの低水準を
付けた。低下は2カ月連続。ただ市場予想の48.0を上回った。
 パラジウム6月限は、時間外取引を933.50〜946.50ドルのレンジで推移
し、前日比4.60ドル高の939.00ドルとなった。6月限は高寄りしたのち、他
の貴金属の軟調にうわねを抑えられた。欧州時間に入ると、買い戻しなどが入って堅調
となった。
 日中取引では、他の貴金属の堅調を受けて955.00ドルまで上昇した。その後
は、ドル高を受けて上げ一服となったが、942.50ドルで押し目を買われた。
 30日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの44万7405
オンス、パラジウムは変わらずの5万6020オンス。
今日の材料
・再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米国で
4月に発表された人員削減数は前月比62%減の10万5441人だった。
・米新規失業保険申請件数は前週比1万8000件増の24万1000件となった。市
場予想の22万4000件を超え、2カ月ぶりの高水準に急増した。
・ベセント米財務長官は、前日に署名されたウクライナとの鉱物資源協定を「完全な経
済パートナーシップ」と位置づけ、これによりトランプ米大統領による一段と強固なロ
シアとの交渉が可能になるとの見方を示した。
・米ホワイトハウスのウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)が、解任される見通
しとなった。
・3月の米建設支出は年率換算で前月比0.5%減少した。民間および公共プロジェク
トの支出が幅広く減少し、市場予想の0.2%を下回った。
・4月の米ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)は一段と低下し、48.7と5
カ月ぶりの低水準を付けた。低下は2カ月連続。トランプ米政権が掲げる関税措置で供
給網が圧迫され、投入コストが高止まりしている実態が浮き彫りになった。市場予想は
48.0。
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