[本日の見通し]石油=上昇、イランと米国の次回協議は未定

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は上昇。ただ、夜間取引で上げは一服して
いる。
 今週末3日に予定されていた米国とイランによる第4回目の核開発協議は延期され
た。協議を仲介しているオマーンの外相が述べたほか、イラン高官の話としてロイター
通信が伝えている。イラン高官は次回の日程は未定で、米国のアプローチ次第と語って
いるほか、対イラン制裁を強化している米国を批判した。
 ただ、ロイター通信によると、米当局者は第4回目の協議への米国の参加を確認でき
ていないとしており、オマーン外相の発言も含めて噛み合っていない。今週はヘグセス
米国防長官やトランプ米大統領がイランをさらに威嚇していることからすれば、協議を
継続しても隔たりは埋まらないと認識しているのではないか。今週のヘグセス米国防長
官の発言は宣戦布告に見える。少なくとも協議対象に向ける発言ではない。日本は大型
連休の後半が始まるが、あまり気は休まらない。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.13ドル安の59.11ドルで推
移。本日これまでのレンジは58.73〜59.13ドル。
 原油9月限の予想レンジは5万4500円から5万5500円、ガソリン先限は8万
6500円から8万7500円、灯油先限は8万6500円から8万7500円。
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