[本日の見通し]石油=下落、米景気悪化でも金融緩和は期待できず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服して
いる。
 米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を据え置いた。米中貿易戦争を背景に米
経済は急速に悪化しているが、関税政策によって米国の物価が上振れするリスクが高
く、米金融当局は待つことしかできない。パウエルFRB議長の発言に景気悪化を背景
とした焦りは見られず、金融市場の推移は落ち着いているものの、4月分以降の米経済
指標が悪化する公算で、景気懸念はいずれ拡大するだろう。景気悪化でも金融緩和が期
待できないとなれば、投資家心理は悲観に染まりやすい。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.08ドル高の58.15ドルで推
移。本日これまでのレンジは57.74〜58.16ドル。
 原油9月限の予想レンジは5万3000円から5万4000円、ガソリン先限は8万
6500円から8万7500円、灯油先限は8万6500円から8万7500円。
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