●論点解説穀物、米中通商協議の予定伝わるも=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
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 米中通商協議開始の日程が伝わったが、穀物相場の反応は鈍い。10〜11日にスイ
スで米中両国好感が直接対話を行う。関税の応酬が始まってから初めての正式競技であ
り、株式市場では投資家のリスク選好性が高まっている。しかし、穀物市場では、早期
に何らかの合意形成が想定されている訳ではないとの冷静な評価が目立つ。引き続き、
通商環境よりも作付け環境に対する関心が高い。米穀倉地帯の気象環境が安定してお
り、今週も作付け作業は順調に消化されているとの見方が、穀物相場全体の上値を圧迫
している。5月中旬時点の作付け進捗率は、例年その年の豊作・不作の判断指標として
重視される傾向が強い。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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