【場況】 金が反落。ドル建て現物相場の急落を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建 て現物相場の戻りを売られたことを受けて軟調となった。銀の商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が154〜134円安、金ミニが 171.0円安〜51.5円高、ゴールドスポットが296円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万4144枚、金ミニが8346枚、ゴール ドスポットが1218枚、銀が0枚。 【週明けの金は米中の通商協議の進展が圧迫】 金はドル安が支援要因になった。週末の米中の通商協議を控えてドル安に振れた。米 ホワイトハウスのレビット報道官は、米国が中国側の譲歩なしに一方的に関税を引き下 げるつもりはないという考えをトランプ大統領が維持していると述べた。トランプ大統 領は「中国に80%の関税をかけるのは正しいようだ」と述べていた。 ベセント米財務長官は、スイスのジュネーブで前日から行われた米中の貿易問題を巡 る閣僚級協議で2国間の貿易戦争の緩和に向けて「大きな進展」があったと述べた。詳 細は12日に説明するとした。週明けはドル高に振れ、金の戻りを売られた。 金先限は1万5410円まで下落した。ドル建て現物相場の急落が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=146円台前半まで円安に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場は、週末の米中の通商協議を控え るなか、ドル安を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3284.21ド ルから、米中の通商協議の進展を受けて売り優勢となった。 午前11時現在、金が3271.90ドル、銀は3250セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3322.44ドル、銀が3248セント。 MINKABU PRESS
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