LME市況=アルミ・銅は米中合意を受けて続伸、ニッケルはドル高で反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,474.66  +   66.56     2,480.00  +    62.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00        0.00
     銅         9,544.37  +   49.68     9,520.50  +    75.00
    ニッケル      15,436.58  -  184.40    15,635.00  -   169.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2426ドルで取引を開始した後は終盤にかけて値位置を切
り上げる動きとなった。上海株高に加え、米中間で90日間の期間付ながら相互に輸入
関税を115%引き下げるとの合意を受け、米中貿易戦争への懸念が緩和したことが強
気材料視され、一時は2495ドルと4月2日以来の水準まで浮上。高値を離れた後も
2470ドルが支持線となり、この日の高値圏で引けを迎えた。
 銅3カ月物は続伸。9490ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間帯には上海株が
堅調となったことで9500ドル台まで値を伸ばした後、米中間で相互に90日間、
115%輸入関税を引き下げることで合意に至ったと伝えられるなか急浮上し9576
ドルの高値に到達。その後も9500ドル台後半で高下する動きが見られたが、米中貿
易懸念の緩和からドル買いの動きが活発化したことに上値を抑制された。高値からは離
れたが堅調に取引を取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5845ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間帯は
1万5760ドルが下値支持線として意識されるなか、アジア株高が手掛かりとなり、
1万5905ドルの高値まで浮上した。その後、米中貿易協議での関税引き下げ合意を
受け、ドル買いの動きが膨らむなか、下値を探る値動きとなり、終盤に1万5550ド
ルの安値を記録。安値からの戻りは鈍いなか、170ドル近い下落で終了。
今日の材料
・12日のアジア太平洋株式市場は軒並み上昇。
・中国上海総合指数は反発、27.25ポイント高の3369.24ポイント。
・米中間で90日間の期間付ながら相互に輸入関税を115%引き下げるとの合意。
・欧州株は軒並み上昇。米中が相互の関税率を一定期間引き下げることで合意したこ
 とを好感し、世界的に金融資産の買いが膨らんだ。鉱業や消費財、テクノロジー関
 連銘柄が上げを主導。その一方で公益事業や保険株が下落。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=148.60円台まで急騰。ユーロドルは4月10日以来の
 安値となる1ユーロ=1.1060ドル台まで下落。
・米国株は急騰。ニューヨークダウは1160.72ドル高。ナスダック指数は779.42ポイ
 ント高(4.35%上昇)。
・ニューヨーク貴金属はドル高で金主導で下落。ニューヨーク原油は続伸。
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