トウモロコシは、天候相場に突入しているが、作付け作業が順調に進んでいることが 上値を圧迫する。このまま作付け環境に大きな混乱がみられなければ、平年並みのペー スは維持され、豊作の可能性が高まる。米農務省(USDA)需給報告では、新穀在庫 積み増し見通しが示されていることもネガティブ。米中通商環境の改善期待はポジティ ブだが、450セント割れ定着の攻防が続く見通し。緩やかな下落傾向が続こう。 大豆は、米中関係の改善期待が下値を支えている。1000セント水準でサポートさ れた後の反発局面にある。10〜11日の米中協議で、相互に関税引き下げが合意され たこともポジティブ。一方で、中国が改めて米国産大豆の本格調達に踏み切る可能性は 低い。輸出再開がみられても、米国産大豆に依存するリスクが確認された影響は大き い。輸出が昨年並みだと米在庫取り崩しが進むが、現状だと輸出水準を維持できるのか 不透明感が強い。産地気象環境は安定している。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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