シカゴコーンの夜間取引は軟調。7月限は446セント台まで下落している。 前日発表された米農務省(USDA)の月例需給報告では、今月から発表が開始され た新穀年度(2025/26年度)の期末在庫が18億Buと、予想通り前年度の14 億1500万Buを大きく上回った。 また引け後に発表された生育進度報告では、作付けが62%(前週40%、前年 47%、平年56%)、発芽が28%(前週11%、前年21%、平年21%)と大き く進展していた。 材料的には、今夜の米国の時間帯にさらに弱材料視されてもおかしくない状況だが、 それも大豆の値動きに大きく左右されるだろう。 前日のシカゴは総じて小幅高。期近2本は小幅安。週間輸出検証高が122万トンと 引き続き高水準となるなか、アジアの時間帯の米中貿易交渉の合意発表や。大豆が月例 需給報告が強気だったことで急伸したことに支援されたが、コーン自身は弱気の数値に なったうえ、小麦が続落したことで上値も抑えられた。 7月限は445.75セントまで上昇したが、引けは449.75セントと、かなり 上げ幅を削って、450セント台を維持できなかった。 <今夜の予定> ◆ ドイツ ◆ 【経済】 18:00 景況感指数 2025年5月(ZEW) ◆ イギリス ◆ 【経済】 15:00 雇用統計 2025年4月(国立統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 21:30 消費者物価指数 2025年4月(労働省) 【工業】 5/14 05:30 週間石油統計(API) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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