●論点解説金、乱高下を消化しつつボラティリティ抑制=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は乱高下を繰り返している。2200〜2500ドルの比較的大きなレンジ内
で乱高下が繰り返されている。13日は4月米消費者物価指数を受けての米金利上昇・
ドル高が回避されたこともあり、12日の急落相場に対する反動高になった。ただし、
改めて明確な上昇テーマを設定できている訳ではなく、持高調整が中心の展開になって
いる。前日の急落でもアジア時間の押し目買いは限定され、高ボラティリティ環境の中
で買い急ぐ必要はないとみている向きが多いことが窺える。一方、金上場投資信託(E
TF)は若干の売り越し傾向だが、大規模な資金流出までは確認できていない。「SP
DR」残高も増減を繰り返している。上下双方に不安定な地合が続きやすい。金ボラテ
ィリティ指数の20ポイント割れなど、徐々にマーケット環境の鎮静化が促されている
フェーズにある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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