ドル円は午後に146円84銭を付ける=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル円は午後に146円84銭を付ける=東京為替概況

 月曜日海外市場で148円65銭を付けたドル円は、昨日高値からの調整が目立つ展開となり147円30銭台を付けた。安値圏で東京朝を迎えると、いったんは反発を見せ、9時過ぎに147円67銭を付けたが、その後は一転してドル売り円買いとなった。プラス圏スタートで寄り付き直後には一時140円超の上昇を見せた日経平均がすぐに下げに転じ、一時前日比330円超のマイナスとなるなど、株安の動きが見られたことがリスク警戒の円買いを誘った。武藤経産相が明日から韓国で開催のAPECに出席しないことが報じられ、グリアUSTR代表との協議が難しくなったとの思惑も、リスク警戒を誘った。海外市場の安値をあっさり割り込むと147円00銭台までドル安円高となった。

 その後少し反発も、147円30銭前後が重くなると、午後に入ってドル売り円買いが強まる146円84銭を付けた。米中合意でリスク選好の動きも、先行きはまだ不透明との思惑が広がった。その後147円台を回復も、戻りは鈍い。

 ユーロドルは1.1180-1.1200の20ポイントレンジ。下値トライに慎重姿勢も、上値トライの勢いも見られず。

 ユーロ円は朝のドル円の上昇局面で165円16銭を付けたが、その後のドル円の下げもあり午後に164円31銭を付けている。

 その他通貨で目立ったのはドル人民元でのドル高元安。中国人民銀行による対ドル基準値が7.1956と、市場予想の7.1842に比べ大きくドル高での設定となったことを受けて、寄り付きの7.1984から7.2190まで一気にドル高元安となった。ドル高圏から少し調整も、7.21台推移。

MINKABUPRESS 山岡

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