NY金・銀市況=反発、ムーディーズの米国債格下げで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 6)  3220.0     3252.9      3209.1      3233.5     + 46.3
          (25/ 8)  3246.0     3280.0      3236.2      3261.4     + 47.0
   銀     (25/ 7)  3255.0     3279.5      3238.0      3250.7     + 15.3
         (25/ 9)  3286.0     3308.0      3271.0      3280.8     + 15.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           207,950       272,183       442,773        (+  2,581)
  銀           35,345        43,236       137,182        (-    111)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,792.07  + 137.33
     前日  145.62/64   1.1164/66   ・ナスダック         19,215.46  +   4.36
     本日  144.86/88   1.1238/40   ・10年米国債利回り      4.46  +   0.03
・NY原油  (25/ 6)   62.69 + 0.20  ・SPDR保有金残高    918.73  -  13.19
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反発。前日比は金が46.3〜48.8ドル高、中心限月の6
月限が46.3ドル高、銀が15.1〜15.6セント高、中心限月の7月限は
15.3セント高。
 金6月限は反発。時間外取引では、ムーディーズの米国債格下げでを受けて買い優勢
で始まったのち、上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて押し目を買わ
れた。日中取引では、ドル安が一服し、上げ一服となった。
 銀7月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金6月限は反発。時間外取引では3209.1〜3252.9ドルのレ
ンジで推移、前日比59.5ドル高の3246.7ドルとなった。6月限は、高寄りし
たのち、ムーディーズの米国債格下げでを受けて買い優勢となったが、買い一巡後は上
げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて押し目を買われた。
 日中取引では、ドル安が一服し、上げ一服となったが、3219.7ドルで押し目を
買われた。
 格付け会社ムーディーズによる米国債の格付け引き下げが支援要因になった。ただS
&Pとフィッチは既に引き下げており、欧州時間にドル安は一服した。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で3242.5〜3278.0セントのレンジ
で推移し、前日比41.6セント高の3277.0セントとなった。7月限は高寄りし
たのち、金堅調につれ高となったが、買い一巡後は上げ一服となった。欧州時間に入る
と、ドル安を受けて押し目を買われた。
 日中取引では、3279.5セントまで上昇したのち、ドル安一服を受けて戻りを売
られ、3238.0セントまで下落した。その後は金堅調を受けて押し目を買われた。
 5月16日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比10万5428オンス減の
3881万5459オンス、銀は67万3735オンス減の5億0149万0040オ
ンス。

今日の材料
・欧州連合(EU)欧州委員会は、米国との貿易戦争に起因する不確実性を理由に
2025年と26年の成長予測を下方修正した。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、米関税引き上げによってインフレが加
速することが懸念され、米連邦準備理事会(FRB)の年内の利下げは0.25%幅の
1回にとどまる可能性があると指摘した。
・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は、投資家が米国資産の投資方法を見直してい
るとの見方を認めつつ、米国から大規模な資金流出は見られないとの認識を示した。
・米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は、格付け会社ムーディーズに
よる米国債の格付け引き下げについて、金融政策を決定する際の他のデータと同様に扱
うとの認識を示した。
・トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が、電話会談を行った。トランプ氏はソ
ーシャルメディアへの投稿で、電話会談は非常にうまくいったとし、ロシアとウクライ
ナは停戦に向けた交渉を直ちに開始すると述べた。
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