石油午前=堅調、イランと米国の核開発協議は行き詰まりか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は堅調。イランと米国の核開発協議の行き詰まりが警戒されている。
米国はイラン国内でのウラン濃縮の完全停止を要求している一方、イランは拒否してい
る。今週末から米国のドライブシーズンが本格化することも支援要因。ただ、債務負担
が膨らんでいる米経済の不透明感は重し。円相場は1ドル=144円後半で推移。一時
円売りが強まり、145円台半ばの円安となったが、巻き戻されている。時間外取引で
ニューヨーク原油は小動き。
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は堅調。ただ、夜間取引の高値からやや
押し戻されている。
 午前11時11分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
110〜600円高。
 午前11時11分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が402枚。
【IEA、2億2000万バレルの石油在庫を一掃】
 ブルームバーグの報道によると、国際エネルギー機関(IEA)は2022年、
2023年、2024年にかけて積み上がったとされる2億2000万バレルの石油在
庫を統計上から一気に帳消しにし、この3年間で7500万バレル減少したとの認識に
修正した。需要の上振れが在庫減の背景であると指摘している。IEAは常習的に供給
過剰を見通しているものの、あまり当てにならないようだ。
【海外原油夜間取引=小動き】
 ニューヨーク時間外取引で7月限は前日比0.09ドル高の62.23ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは62.04〜62.33ドル。
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