ゴム午前=総じて軟調、ただし下げ幅は縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、地合いを緩め
た。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小していることから、買い
がやや優勢となり、一部限月はプラスサイドに振れている。TSR20は、出来ず。

 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比1.8円安〜0.7円高。活発限月
の10月限は同0.9円安の322.4円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は
165枚(前日夜間取引含む)。

【10月限は直近の高値圏でもみ合い】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じて軟調に推移している。活発限月の10月
限は、一時323.4円まで上昇する場面があったが、同水準では上値が重くなった。
前日には328.5円まで水準を引き上げ、節目の330円に接近したが、切り返され
ている。
 ただ、下値も320円割れでは買い拾われており、現状は、320円を中心に上下約
5円でのレンジ相場となっている。米中通商協議が一応の進展をみせたことから、突っ
込んだ売るような材料は見当たらない。315円付近が支持となるなら、日柄調整を経
て、上値を試す可能性がありそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて売りがやや優勢
となり、1.3セント安〜0.2セント高で推移している。
 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比60元安1万4895元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。