[今夜の視点]シカゴコーン=小麦の騰勢が続くか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は強含み。7月限は455セント台で推移している。小麦の
騰勢がさらに続くのかに注意したいが、ネブラスカ州の土壌水分不足が気になるとこ
ろ。一方、米国の小麦品質評議会の先週の産地ツアーで、カンサス州のイールド見通し
が53Buと、2021年以来の高水準となるなど、今年は地域によって作柄にかなり
ムラがあるので注意したい。
 またアメゼンチンではブエノスアイレス州北部の豪雨で穀物取引所の大豆の生産高見
通しが下方修正されており、コーンにどの程度影響があるのかにも注意したい。
 前日のシカゴは続伸。19日引け後の生育進度は大きく進展していたが、作柄が悪化
した小麦が急伸したことに支援されてプラス引けした。またこの日発表された欧州連合
(EU)の今年度(昨年7月〜今年6月)のコーン輸入が5月18日のでの累計で、
1770万トンと、前年度同期比8%増となっていることも好感された。

 7月限は455.50セントまで上伸した後、引けも454.50セントとほとんど
下げずに450セントを大きく上回った。
<今夜の予定>
◆ イギリス ◆
【経済】 15:00 消費者物価指数 2025年4月(国立統計局)
【経済】 15:00 小売物価指数 2025年4月(国立統計局)
【経済】 15:00 生産者物価指数 2025年4月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 新築住宅価格指数 2025年4月(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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