−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,313.5 +28.9 シカゴ大豆 2025/ 7 1,062.75 +9.75 NY銀 2025/ 7 3,364.6 +47.2 シカゴコーン 2025/ 7 461.00 +6.50 NYプラ 2025/ 7 1,084.4 +29.0 NY原油 2025/ 7 61.57 -0.46 NYパラ 2025/ 6 1,049.00 +24.90 ドル・円 143.64 -0.72 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時143円台前半まで下落 NY為替市場はドル安が続く中、午後に入ってドル円はリスク回避のドル安・円高の 動きから一時143円台前半まで下げ幅を広げる動きが見られた。この日の米20年債 入札の結果を受けて、米国債が下落し、利回りが上昇したことに反応。20年債入札は 最高落札利回りが発行日前利回りを上回り、応札倍率も前回を下回る冴えない入札とな った。 米議会が減税案を含む予算案を審議する中、先週、ムーディーズが米格下げを行った ことをきっかけに、市場は米財政赤字への懸念を高めており、本日の入札結果に敏感に 反応していた模様。米株式市場でダウ平均が一時800ドル超急落したことで、リスク 回避の円高もそれに加わった格好。 ドル円は本日の下げで21日線を下放れる展開を見せ、早期に回復できないようであ れば、4月に引き続き、再び140円割れを目指す展開も警戒される。目先は強い下値 抵抗が観測されている142円の水準が意識。 ◎NY貴金属=続伸、地政学的リスクなどが支援 ニューヨーク金、銀は続伸。 金6月限は続伸。時間外取引では、イスラエルがイランの核施設を攻撃する可能性や 米中関係の悪化に対する懸念を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合い となった。日中取引では、利食い売りに上値を抑えられたが、米国売りの動きを受けて 押し目を買われた。 銀7月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、高値での買いが見送られ、上げ一服となっ た。欧州時間に入ると、ドル安を受けて押し目を買われた。日中取引では、ドル安や金 堅調を受けて買い優勢となった。 パラジウム6月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 ◎LME=アルミは米株安とドル安に挟まれ変わらず、銅・ニッケルは反発 アルミ3カ月物は変わらず。2481.50ドルで小高く寄り付いた。上海株高を受 けて浮上し2490ドル後半まで値を伸ばし2497.50ドルの高値を記録した。欧 州時間を迎えると4月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率加速を受けインフレ懸念 が再燃するなか欧州株安となったことを受けて軟化し2480ドルを割り込んだ。米株 安を受けて、2464ドルの安値まで値を落とした後、ドル安を材料に買い戻された が、戻りは限られ前日終値と同値で取引を終えた。 銅3カ月物は小反発。9568.5ドルで高寄りで取引を開始後、アジア時間はアジ ア株の小高い値動きに支えられた。9550ドルを支持線とし9597ドルまで値を伸 ばす動きを見せた。欧州時間には4月の英消費者物価指数(CPI)を受けて英国のイ ンフレ懸念が強まるなか軟化し、9554ドルを抵抗線とする低迷に転じた。米国の時 間帯も米利回り上昇が嫌気されるなか、米株が軟調となったことが重石となって値を落 とした。9487ドルの安値を付けた後はドル安が手掛かりとなって買い戻され、プラ スサイドで引けを迎えた。 ◎NY原油=下落、イランと米国の核開発協議が再開 ニューヨーク原油の期近は下落。 停滞しているように見えた米国とイランの核開発協議が再開することが相場を圧迫し た。両国は今週末23日にローマで再び交渉する。イラン最高指導者のハメネイ師は、 米国との協議は成功しない、トランプ米政権は無意味なことをしゃべるのを止めるべき などと述べていたものの、協議を続ける構え。米エネルギー情報局(EIA)が発表し た週報で、原油や石油製品の在庫が増加したことも重し。ただ、イスラエルがイランの 核施設に対する攻撃を警戒していると伝わったことは懸念要因。 改質ガソリンの期近は売り買い交錯。ヒーティングオイルの期近は続伸した。EIA 週報でヒーティングオイルを含む留出油の在庫は減少傾向にある。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に続伸、米産地の荒天やドル安、旺盛な需要などで 大豆は新穀限月を中心に続伸。 引き続き米産地の低温が懸念されたうえ、米産地で荒天が続く見通しとなっているこ とや、夏場の天候リスクに対する警戒感も強気材料となった。また、米国債利回りが上 昇する一方でドル売りの動きが膨らんだことも買い支援要因となった。 コーンは軒並み続伸。 米産地での低温や強風・竜巻などの荒天や作付期が終了に近づくなか、夏場の天候リ スクに対する警戒感が強まるなか買い優勢となった。また、エタノール生産量が増加し たにもかかわらず在庫が減少するなど、好調なエタノール需要やドル売りの動きも買い を支援する要因になった。7月限はこの日の上昇で今月2日以来となる終値ベースでの 460セント台を達成。 MINKABU PRESS
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