●短期見通し穀物、産地降雨の上昇は売り=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、天候相場に突入しているが、作付け作業が順調に進んでいることが
上値を圧迫する見通し。今週は産地降雨が安値修正を促しているが、降雨で豊作実現の
可能性が大きく低下することはない。一時的な修正高に留まろう。米農務省(USD
A)需給報告で、新穀在庫積み増し見通し再確認されていることもネガティブ。このま
ま450セント割れ定着が進むと、チャート主導の売り圧力も強まりやすい。
 大豆は、米中関係の改善期待で反発していたが、上値の重さを再確認しつつある。実
際に中国が米国産大豆の大量調達に踏み切る可能性は低いとみられる。今週は産地降雨
による安値修正の動きもみられるが、大規模な洪水被害発生などがなければ、天候要因
で大きく上昇するのは難しい。安値修正を消化しつつ、1,000セント台前半を打診
する見通し。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。