アジア株は下落、米国離れによる金融市場混乱を警戒 上海株は下落も下値限定的 支援策期待

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株は下落、米国離れによる金融市場混乱を警戒 上海株は下落も下値限定的 支援策期待

東京時間11:07現在
香港ハンセン指数   23708.20(-119.58 -0.50%)
中国上海総合指数  3383.98(-3.60 -0.11%)
台湾加権指数     21667.47(-136.44 -0.63%)
韓国総合株価指数  2592.49(-33.09 -1.26%)
豪ASX200指数    8349.40(-37.36 -0.45%)

アジア株は下落、米政治不安による金融市場混乱が警戒されている。先週末のムーディーズの米格下げから米国離れの動きが広がっている。米格下げ自体はサプライズでも何でもないが、4月の米国資産の投げ売りによる世界的な金融市場混乱がトラウマになっている。トランプ氏の一貫性のない発言・政策を受け米国の信頼度が低下、トランプ米政権への不信感はそう簡単には拭えないのだろう。アジア株式市場には直接的には影響はないもののリスク回避ムードが広がっている。

米国離れは中国にとってチャンスか。当局が再び景気支援策と株価安定策を打ち出せば、米国から流出した資金が中国株式市場に流入する可能性がある。上海当局は「消費者保護策」の強化を発表した。最低賃金制度の改善、スマホ・タブレットなどデジタル製品の購入補助金の導入、自動車消費促進、国際的テーマパーク誘致、投資家向け債券関連商品の増加などを発表した。

香港株は下落も下値は限定的、中国景気支援策期待の買いが支え。バイドゥやレノボ、快手科技、アリババ、ネットイース、美団などハイテク関連が総じて下落。医療品や不動産も下落している。一方、消費者サービス関連の一角は上昇している。

上海市場ではハイテクやエネルギー関連が上昇。医療品や公益、生活必需品の一角は下落している。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。