【これからの見通し】ドル安円高継続か 22日の市場、東京朝に日米財務相会合で具体的な為替水準が議題にならず、現在のドルの対円相場はファンダメンタルズを反映などと示されたことで143円60世だから144円40銭前後まで急騰の場面が見られたが、その後ドル安が強まり、前日海外市場の安値である143円29銭を割り込むドル安円高となった。 昨日の米財務省による20年債入札の不調などに見られるアメリカ売りへの警戒感が継続。さすがに行き過ぎ感もあって米債利回りは東京市場の時間ぎ取引で低下(債券価格上昇)、入札不調を受けて急落した米株市場も時間外で小反発になるなど、動きが少し落ち着いたが、米株の戻りが鈍いなど、警戒感が継続。海外市場での米国売り再燃が警戒されている。 143円00銭をしっかり割り込むとストップロス注文を巻き込んで売りが強まりそう。日本国債30年物利回りが午後に3.16%台と朝の水準に迫る動きとなっており、円買いに寄与。昨日昼過ぎに付けた3.189%を試す動きになると、円買いが加速する可能性がありそう。 ユーロドルは1.13台前半でもみ合い。昨日のドル安局面で1.1360台まで上昇も、その後少し調整が入っている。1.13台を維持しての推移で、ドル安を意識した動き。 ユーロ円は朝の日米財務相会合後の円売りに163円41銭まで上昇。上昇分を打ち消すと円買いが強まり162円28銭を付けている。この後ユーロ圏及び加盟主要国の購買担当者景気指数が発表される。前回からの改善が見込まれており、下値を支えてくる可能性がある。 ポンドドルは1.34台前半推移。東京朝のドル高局面で1.3405までと大台を維持。その後はややしっかりも、上値追いにも慎重。この後の英PMIなどを警戒。ユーロドルが1.13台後半を付ける展開を見せると、もう一段の買いがありそう。 MINKABUPRESS 山岡
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