金・銀市況=金が続伸、現物相場の反落で上げ幅縮小も小じっかり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,378   + 70    15,454  + 34  : 3,330.57    + 11.66
銀          151.0    0.0     157.5  +1.5  : 3,350.00    + 37.00
プラチナ     4,851   + 61     4,722  + 62  : 1,077.06    + 37.06
パラジウム   4,700      0     4,700     0  : 1,024.52    + 19.36
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.20   -0.34  ユーロ・ドル相場   1.1326  -0.0012
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【市況】
 金が続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服
を受けて上げ一服となったが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われ、午前
中からジリ高となった。先限は正午前に66円高で推移。午後に入り、1時過ぎからド
ル建て現物相場の反落で上げ幅を縮小したが、プラスサイドを維持し、小じっかりと推
移した。
 銀は先限が1.5円高。その他は成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが20〜70円高、ゴールドスポットが14円高、銀
が変わらず〜1.5円高。
 推定出来高は、金が2万5371枚、金ミニが1万2620枚、ゴールドスポットが
1887枚、銀が2枚。
【米株式市場から資金流出、ドル安なら金相場に追い風】
 金先限は夜間取引の前半に1万5316円まで押し目を形成。夜間取引から下値を切
り上げ、夜間取引の終盤に一時、小高くなった。日中取引開始後は、買い優勢となり、
1万5509円の高値をつけ、1週間ぶりの高値を更新した。上げ幅を縮小し、1万
5500円台は維持できなかったが、小じっかりと引けた。
 東京時間も1ドル=143円台前半まで円高/ドル安が進行し、円の先高感が強い
が、同時にドル安から金が買われやすい環境。昨日、米国株が久しぶりに大きめの下落
となった。米20年債の入札が不調で米10年債利回りが4.6%に乗せたが、今後も
米債権買いが見送られ、利回り上昇基調を辿るなら米株式市場から資金流出が進みやす
くなる。米金利高でドル高となる可能性はあるが、米株安、ドル安なら金相場には追い
風。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場は、米国の財政不安やド
ル安を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3323.00ドルから、ド
ル安を受けて堅調に推移。正午過ぎに3344ドル台まで上昇し、今月9日以来の高値
をつけた。3333ドル台に反落した後、ドルの先安感が強く、3330ドル台後半に
で強含んだ。その後、反落となり、3330ドル割れを試した。午後4時過ぎには
3320ドル台前半で推移。
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