[今夜の視点]海外原油=供給過剰見通しで上値重いか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.38ドル安の60.82ドルで推
移。本日これまでのレンジは60.66〜60.96ドル。
 今晩の海外原油は上値が重いか。石油輸出国機構(OPEC)プラスが7月も増産を
前倒しで実施する可能性が高いことが圧迫要因。中国や米国で備蓄タンクの需要が高ま
りつつあるとの報道があり、供給過剰に備える動きがすでに始まっていると思われる。
OPECプラスの意図は依然として不明であるものの、増産を急ぐことによる原油安誘
導にためらいはなく、逆らう場面ではなさそうだ。米国のドライブシーズンが本格化す
るとはいえ、相場は冴えないだろう。
 ただ、昨年まで米国の増産を牽引し、世界的な供給拡大の中心だったパーミアン盆地
の掘削リグが下振れしており、原油安で供給側の負担も重くなっている。供給過剰が招
く結果も意識しておくべき。
<今夜の予定>
◆ フランス ◆
【経済】15:45 消費者信頼感指数 2025年5月(INSEE)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 小売売上高 2025年4月(国立統計局)
【納会】--:-- ロブスタコーヒー 2025年5月限(ICE EUROPE)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 新築住宅販売 2025年4月(商務省)
【商品】5/24 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 小売売上高 2025年3月(カナダ統計局)
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