コーン週間展望=シカゴコーンは3連休明け後に一段高となるかに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
                   [5月26日からの1週間の展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)   5月19日〜5月23日
            始 値  高 値    安 値      終 値   前週末比
<東 京> 先限  39,000   39,600       39,000       39,000    0
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<シカゴ>22 日終値 前週末比   |5月18日現在の米国産コーン作付け進捗率
   25/ 7  463.00 +19.50       |78%(前週62%、前年67%、平年73%)
   25/12  441.00 +19.50        |発芽率(50% 前週28%、前年38%、平年40%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 143.53円  前週末比 1.61円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴコーンは24日からの3連休前に利益確定の買い戻しが先
行する可能性はある。ただ強気相場に戻るには作柄悪化で期末在庫率が10%以下に低
下するシナリオが描かれないと、難しいとみるとした。
【シカゴコーンは天候相場の最盛期を控え投資資金が流入】
 シカゴコーンは、安値圏でもみあった後、反発となった。米国産コーンの作付け、発
芽は順調だが、ドル安、米コーンベルトの天候不安を背景に安値圏から抜け出した。小
麦の上昇も強材料視された。今月13日以降、取組高が増加しており、投資資金の流入
が活発化している。総取組高は12日時点で157万8407枚だったが、21日現
在、164万2500枚まで増加。短期間で4%を超える増加を示した。
 指標の期近7月限は今月13日に436.50セントまで下落し、同限月としては昨
年10月22日以来の安値をつけた。14日から20日まで安値圏で下値を切り上げた
あと、20日に安値圏から抜け出した。20日は450セント超えから一段高となり、
売り玉の買い戻しが膨らんだもよう。22日は今月5日以来の高値となる464.75
セントまで上昇し、25日移動平均線(464.75セント)を試した。メモリアルデ
ーの3連休明け後に25日移動平均線超えから一段高になるかに注目。
 今後の2カ月間が天候相場の最盛期となり、米中西部産地の天気予報に敏感に反応し
やすい。5月中に米国産コーンの作付けが完了し、6月に入ると、作柄報告の発表があ
る。今以上にボラティリティ(変動率)が高い相場となろう。

【とうもろこしはの取引は事実上、終焉】
 とうもろこしは4月23日以降、商い成立は、ほとんどない。事実上、取引は終焉。
新規売買は参加しにくい。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
26日 ●英国(スプリング・バンク・ホリデー)、米国(戦没将兵追悼記念日)
    景気動向指数 2025年3月改定状況(内閣府)
27日 中国工業利益 2025年4月(国家統計局)
    米個人所得・支出 2025年4月(商務省)
    米耐久財受注 2025年4月速報値(商務省)
    米ケース・シラー住宅価格指数 2025年3月(S&P)
    米消費者信頼感指数 2025年5月(カンファレンスボード)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆作付け進度報告(USDA)
28日 政策金利公表(NZ準備銀行)
    独雇用統計 2025年5月(連邦雇用庁)
    米FOMC議事録公表 5月6-7日(FRB)
29日 ●フランス、スイス(キリスト昇天祭)
    政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
    米国内総生産 2025年1-3月期改定値(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米中古住宅販売仮契約指数 2025年4月(全米不動産協会)
30日 労働力調査(失業率) 2025年4月(総務省)
    鉱工業生産指数 2025年4月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2025年4月速報(経済産業省)
    独消費者物価指数 2025年5月速報(連邦統計庁)
    米卸売在庫 2025年4月速報値(商務省)
    シカゴ購買部協会景気指数 2025年5月(シカゴ購買部協会)
    米消費者信頼感指数 2025年5月確報値(ミシガン大)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
    建玉明細報告(CFTC)
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   ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

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