石油午前=しっかり、イスラエルのガザ地区制圧作戦を懸念

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場はしっかり。先週末の海外原油が反発したことや、パレスチナ情勢の
緊迫化見通しが相場を押し上げている。イスラエル軍は今後2ヶ月以内にガザ地区の
75%を制圧し、現地のパレスチナ人を3つの地域に封じ込める作戦を始めると伝わっ
ている。トランプ米大統領が欧州連合(EU)に対する50%の関税の発動期限を7月
9日まで延長すると表明したことも支援要因。ただ、本日のロンドンやニューヨーク市
場が休場であることから動意は限定的。円相場は1ドル=142円前半で円買い・ドル
売りが優勢。
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は一時5万5580円まで上昇し、夜間
取引の高値を上回った。ただ、上げ一服後は押し戻されている。
 午前11時現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が90〜
540円高。
 午前11時現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1147枚。
【日本の超長期債の利回りは低下、上昇が続いた反動で】
 週明けの国内債券市場で30年債は買い戻しが優勢。先週まで売りが止まらなかった
が、主要な海外市場の休場を控えて買い戻しが入っている。30年債利回りは5bp低
下し、3.02%付近で推移。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で7月限は前日比0.27ドル高の61.80ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは61.58〜62.14ドル。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。