石油午前＝上昇、イランやロシアを巡る緊迫感で

　午前の石油市場は上昇。イランやロシアを巡る緊迫感が相場を押し上げている。ウク
ライナ停戦を仲介している米国が協議から離脱するリスクや、米国のロシア追加制裁が
警戒されている。イランと米国の核開発協議の合意が困難であると見られていることも
懸念要因。円相場は１ドル＝１４３円後半で、前日よりも円安・ドル高推移している
が、東京午前は円買いがやや優勢。時間外取引でニューヨーク原油は小幅安。米石油協
会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計は手がかりとなっていない。
　日中取引開始後、原油の２０２５年１０月限は一時５万６０３０円まで上げ幅を縮
小。ただ、その後は堅調に推移している。
　午前１１時０５分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
７９０〜１０００円高。
　午前１１時０５分現在の出来高はガソリンが０枚、灯油が０枚、原油が９３０枚。
【カザフスタンののエネルギー相がＯＰＥＣ事務局長と会談】
　カザフスタンのエネルギー相が、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）事務局長と会談した。
協調宣言（ＤｏＣ）の再確認が主な内容だったようだ。ＯＰＥＣプラスの生産枠を尊重
しないカザフスタンに対して、ＯＰＥＣプラスは寛容な態度を維持している。
【海外原油夜間取引＝小幅安】
　ニューヨーク時間外取引で７月限は前日比０．０９ドル安の６３．３２ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは６３．１７〜６３．４４ドル。
MINKABU PRESS

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