金・銀市況=金が反発、現物の下げ一服と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,558    +90    15,680   +77  : 3,358.93    -6.10
銀          164.0   +7.0     167.9 +10.9  : 3,611.00  +167.00
プラチナ     5,306   +345     5,115  +339  : 1,170.00   +76.50
パラジウム   4,600      0     4,600     0  : 1,021.86   +23.71
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    144.07   +0.88  ユーロ・ドル相場   1.1433  +0.0026
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【市況】
 金は反発。ドル建て現物相場の下げ一服と円安を受けて買い優勢で始まったのち、円
安などを受けて堅調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けて上値を
伸ばしたが、買い一巡後は上げ一服となった。銀はニューヨーク高と円安を受けて急伸
した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが69〜95円高、ゴールドスポットが101円高、
銀が3.5〜10.9円高。
 推定出来高は、金が3万6058枚、金ミニが1万1560枚、ゴールドスポットが
2583枚、銀が18枚。
【金はドル安見通しで押し目を買われる】
 金先限は日中取引で押し目を買われ、1万5723円まで戻した。ドル建て現物相場
の上昇や円安が支援要因になった。円相場は1ドル=144円台前半の円安に振れた。
銀先限は3月28日以来の高値167.9円を付けた。
 金はニューヨーク市場で、米中首脳の電話会談を受けて貿易交渉の進展期待が高ま
り、利食い売り主導で下落した。ただ米議会上院で審議されている包括的な税制・歳出
法案で債務が拡大する見通しであり、財政不安からドル安見通しに変わりがない。また
今夜発表される5月の米雇用統計で労働市場の減速が示されると、ドル安が再開するこ
とになりそうだ。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場は、5月8日以来の高値
3402.22ドルを付けたのち、利食い売りが出て上げ一服となった。アジア市場で
は、朝方の3359.95ドルから、押し目を買われて堅調となった。午後に入ると、
3374ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。
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