−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,343.4 -11.5 シカゴ大豆 2025/ 7 1,057.75 +1.75 NY銀 2025/ 7 3,664.2 -15.4 シカゴコーン 2025/ 7 438.75 +5.25 NYプラ 2025/ 7 1,212.5 - 2.0 NY原油 2025/ 7 64.98 -0.31 NYパラ 2025/ 9 1,078.80 -15.40 ドル・円 144.88 +0.25 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時145円台前半まで上昇 NY為替市場、ドル円は再び145円台を回復する展開が見られたものの維持できな かった。東京時間に日銀の植田総裁の発言を受け一旦145円台に乗せたものの、海外 時間にかけて、高値を維持できずに伸び悩む展開が見られていた。ただ下値での押し目 買い意欲も出ているようで、144円台半ばの水準を維持する中、再び上値を試した。 米中協議が現在もロンドンで続いており、その結果を待ちたい雰囲気も強い。短期的 にはドルの買い戻しから、ドル円も上値追いが期待されているものの、下値警戒感も依 然根強い。ストラテジストは、日銀の正常化を背景に、年後半にドル円は140円を下 回る可能性があると指摘。足元ではドル買い戻しと伴に円は弱含んでいるが、当面のド ル円は140−148円の広いレンジで推移すると見ているようだ。 日米両国が貿易協議で原則合意に達した場合、7月の参議院選挙後には、日銀が正常 化目標を見直す上で、より明確な見通しを得られる。また、米経済の減速とFRBの利 下げ期待復活がドル円の上値を圧迫要因。 ◎NY貴金属=反落、米中通商協議の結果待ちで手じまい売り優勢 ニューヨーク金、銀は反落。 金8月限は反落。時間外取引では、ロンドンで継続開催となった米中通商協議の結果 待ちのなか、アジア時間から小反落で推移。欧州時間に入ると、下値を切り上げ、小高 くなった。日中取引では、ドル堅調を受け、玉整理の手じまい売りが優勢もようとなっ たが、下げ幅は限定的で推移。11日に5月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控 え、新規買いには慎重姿勢が伺えた。 銀7月限はアジア時間で反落となったが、欧州時間には戻し小高くなった。日中取引 では金の軟化から利食い売りが先行し、前日の一代高値を更新となった上伸に対する修 正安場面を迎えた。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ7月限は小反落。時間外取引では、アジア時間の後半になり、上げ幅を削り 小安くなったが、欧州時間では押し目買い優勢となり、小高くなった。日中取引では高 値警戒感が強く、利食い売り先行となり、押し目を形成した。米国株が堅調に推移した ことが支援材料となり、安値を離れ、小幅安で引けた。 パラジウム9月限は時間外取引から20ドル超の下落で推移。日中取引開始後も軟調 に推移。 ◎LME=アルミは続伸、銅・ニッケルは米中通商協議を慎重視から下落 アルミ3カ月物は続伸。2481ドルで小高く取引を開始。アジア時間はアジア株の 頭重い足取りを受けて2476ドルを上値抵抗線とするマイナス圏でのもちあいとなっ たが欧州の時間帯に浮上し2480ドル台を記録。その後もじり高で運ばれて引け前に は2494.50ドルの高値に到達。この日の高値圏を維持したまま引けを迎えた。 銅3カ月物は反落。9761.50ドルで軟調で取引を開始した後はアジア株安を受 けて9720.50ドルの安値まで値を落とす動きも見られたが、欧州の時間帯以降 は、ロンドンでの米中通商協議が2日目を迎えるなかその行方を慎重視する雰囲気が強 まり、概ね9750〜9785ドルの限られたレンジ内での高下となり、軟調で取引を 終えた。 ◎NY原油=反落、米中貿易交渉の動向を眺めつつ売りが優勢に ニューヨーク原油の期近は反落。 米中貿易交渉の2日目がロンドンで行われているなかで調整売りが優勢となった。交 渉が前進していると期待されている反面、今週にかけて上振れした反動が現れた。 10日の協議は終了したもようだが、ラトニック米商務長官が指摘しているように 11日も協議が継続する見通し。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近が総じて小反発、コーンは期近〜期中が反発 大豆は総じて小幅続落。 米農務省(USDA)発表の作柄報告では前週よりも作柄が改善していることが明ら かとされたことが重石となった。また、米中通商協議が続けられるなか米トランプ大統 領が順調に進んでいる、とコメントしたものの11日も協議が続けられる見通しとなる なか様子見の雰囲気が強まり上値が重くなった。 コーンは期近〜期中は反発、他は続落。 前日日中取引終了後に発表された作柄報告では作柄の改善が伝えられたが、米産地で 降雨が続くと予想されていることで農作業のペース鈍化が警戒され、期近〜期中限月は 買い優勢となった。 MINKABU PRESS
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