石油午前=軟調も下げ幅は限定的、米中貿易交渉の成果は不明

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は軟調。米中通商協議の動向が注目されるなかで、海外原油が反落し
たことが重し。ロンドンで実施された米中通商協議の結果がニューヨーク市場の引け後
に発表されているが、中国当局者は「スイスで米中が合意した事項の実施枠組みで両国
が原則合意に達した」と発表するなど歯切れがかなり悪く、進展はほとんど見られな
い。米控訴裁判所がトランプ関税を当面継続することができるとが判断したことも圧迫
要因。円相場は1ドル=144円後半で小動き。時間外取引でニューヨーク原油は軟
調。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計はあまり材料視されていな
い。
 日中取引開始後、原油の2025年11月限は軟調。5万7060円まで下げ幅を広
げた。ただ、下げ一服後はやや切り返している。
 午前10時57分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
300円安〜760円高。
 午前10時57分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が202枚。
【イランは時間稼ぎの専門家か】
 米アクシオスの報道によると、イスラエルのネタニヤフ首相はトランプ米大統領と電
話会談した際に、イランは時間稼ぎの専門家であると指摘した。米国とイランは核開発
協議は12日も実施される予定だが、合意に至るとはみられていない。報道によると、
イランはイスラエルの核兵器廃棄を要求している。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で7月限は前日比0.13ドル安の64.85ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは64.60〜64.88ドル。
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