LME市況=アルミは続伸、銅・ニッケルは続落し100ドル超の下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,519.22  +   19.35     2,515.50  +   23.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,703.49  -  137.11     9,648.00  -  108.50
    ニッケル      14,980.95  -  142.88    15,177.00  -  141.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2489ドルで小安く取引を開始。アジア時間はアジア株高
を受けて浮上し2527.50ドルの高値を記録。高値を離れた後も2505ドルを下
値支持線とした高もちあいが続き、堅調な動きを維持して終えた。
 銅3カ月物は大幅続落。9725ドルで軟調に取引を開始。アジア株高が手掛かりと
なって浮上し、2日ぶりの高値となる9788ドルを記録したが、アジアの時間帯後半
には大きく下落した。11日まで続けられた米中通商協議では合意履行のための枠組み
設置で一致したものの、市場の反応は限定的で地合いを引き締めるほど材料視されなか
った。欧州の時間帯以降は概ね9670ドルを上値抵抗線とする安もちあいで推移。5
月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想より弱気な数字ながらも前年比で4月の数
字から0.1%の上昇となったことが警戒され、100ドル超の下落となった。
 ニッケル3カ月物は大幅続落。1万5305ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間
帯は1万5405ドルまで浮上する強い足取りを見せたが、その後は銅安を受けた売り
が出て、終盤にかけて値位置を切り下げる動きとなった。1万5130ドルの安値を付
けたところで買い戻されたが、戻り待ちの売りに崩され低迷したまま終了。
今日の材料
・11日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、17.50ポイント高の3402.32ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTは小幅高。独DAXと仏CACは小幅安。
・5月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 0.1%
 予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
 結果 2.4%
 予想 2.4% 前回 2.3%(前年比)
 結果 0.1%
 予想 0.3% 前回 0.2%(食品・エネルギー除くコア・前月比)
 結果 2.8%
 予想 2.9% 前回 2.8%(食品・エネルギー除くコア・前年比)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=144.20円台まで下落したが、144円台半ばに下値を
 切り上げ下値の堅さを示した。ユーロドルは1ユーロ=1.1499ドルまで上昇し、
 今月5日の高値1.1495ドルをわずかに上回り、4月22日以来の高値をつけた。
・米国株はニューヨークダウが1.10ドル安でほぼ横ばい。ナスダック指数は99.11
 ポイント安(0.50%安)。
・ニューヨーク貴金属は銀を除き上昇。金は小幅高。ニューヨーク原油は大幅高。
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