NY金・銀市況=金が小反発、予想以下の米CPIが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 8)  3344.3     3382.3      3335.4      3343.7     +  0.3
          (25/12)  3399.3     3437.3      3393.7      3399.5     +  0.1
   銀     (25/ 7)  3667.5     3679.0      3615.0      3626.1     - 38.1
         (25/ 9)  3696.5     3711.5      3648.5      3659.0     - 38.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           206,987       165,940       417,143        (+  2,650)
  銀           89,739        75,630       174,281        (-    144)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,865.77  -   1.10
     前日  144.88/90   1.1425/27   ・ナスダック         19,615.88  -  99.11
     本日  144.55/57   1.1487/89   ・10年米国債利回り      4.41  -   0.06
・NY原油  (25/ 7)   68.15 + 3.17  ・SPDR保有金残高    935.91  -   0.31
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は小反発、銀は続落。前日比は金が0.8ドル安〜0.4ドル高、中
心限月の8月限が0.3ドル高、銀が38.2〜37.4セント安、中心限月の7月限
は38.1セント安。
 金8月限は小反発。時間外取引では、米中の通商協議の合意が伝えられたが、押し目
を買われた。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。日中取引では、予
想以下の米消費者物価指数(CPI)が支援要因になったが、買い一巡後は上げ一服と
なった。
 銀7月限は予想以下の米消費者物価指数(CPI)が支援要因になったが、金の上げ
一服を受けて利食い売りが出た。
 ニューヨーク金8月限は反発。時間外取引では3335.4〜3369.7ドルのレ
ンジで推移、前日比24.7ドル高の3353.8ドルとなった。8月限は高寄りした
のち、米中の通商協議の合意が伝えられたが、押し目を買われた。欧州時間に入ると、
買いが一巡し、上げ一服となった。
 日中取引では、予想以下の米消費者物価指数(CPI)が支援要因になり、
3382.3ドルまで上昇した。買い一巡後は上げ一服となったが、3339.4ドル
で押し目を買われた。
 5月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇し、伸びは市場予想の
2.5%を下回った。ただ4月の2.3%からやや加速した。ガソリン価格の低下で家
賃の上昇が相殺された。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で3615.0〜3679.0セントのレンジ
で推移し、前日比25.2セント安の3639.0セントとなった。7月限は高寄りし
たのち、ドル高に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、利食い売りが出て軟調となっ
た。
 日中取引では、予想以下の米消費者物価指数(CPI)を受けて3670.5セント
まで上昇した。その後は、金の上げ一服を受けて戻りを売られた。
 6月10日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの3792万9466
オンス、銀は276万5728オンス増の4億9794万6180オンス。

今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるレーン専務理事は最新の利下げ
について、インフレ率が1年半程度とみられる時間差を経て目標の2%に戻る一助にな
るとの見方を示した。
・トランプ米大統領は、貿易を巡る中国とのディールが完了し、中国はレアアース(希
土類)類を供給する一方、米国は中国人学生の大学入学を認めると明らかにした。
・5月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇し、伸びは4月の2.3%
からやや加速した。ガソリン価格の低下で家賃の上昇が相殺されたことで、伸びは市場
予想の2.5%を下回った。
・ベセント米財務長官は、米中がロンドンで実施した貿易問題を巡る2回目の閣僚級協
議で得られた枠組み合意について、関税措置の緩和につながり、両国間の経済関係の安
定化に役立つと述べた。
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