●論点解説ゴム、レアアース問題は期間限定の一服=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米中通商協議を経て、中国はレアアースの輸出許可を再開する見通しだ。トランプ大
統領は、必要なレアアースが供給されるとの見通しを示している。米紙ウォールストリ
ート・ジャーナルは、輸出許可は6ヵ月の期限を設けることで、中国側は今後も交渉カ
ードとしてレアアースを使用し続けるとしているが、足元の自動車生産の混乱状態を緩
和するという意味では、自動車セクターにはポジティブな動きと言える。排ガス触媒に
使用されるプラチナとパラジウム相場が高騰するなど混乱も見られるが、レアアース供
給不足による自動車生産縮小の動きが緩和されると、新車用タイヤ向けゴム需要にもポ
ジティブに機能する。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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