【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、金堅調が支援要因になったが、円高や株安に上値を抑えられ た。ただドル建て現物相場の押し目を買われると値を戻した。パラジウムの商いは成立 しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが3円安〜107円高、プラチナミニ が117.0円安〜82.0円高、プラチナスポットが270円安、パラジウムが出来 ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが1万0070枚、プラチナミニが689 枚、プラチナスポットが784枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは一代高値の更新が続く】 プラチナは予想以下の米生産者物価指数(PPI)や金堅調が支援要因になった。5 月の米PPIは前月比0.1%上昇と市場予想の0.2%上昇を下回った。上海プラチ ナの出来高が増加し、中国勢の買い意欲が強いことも支援要因である。 イスラエル軍は13日、イラン各地の核関連施設を含む数十カ所の軍事施設を空爆し たと表明した。カッツ国防相はイランに「先制攻撃」を実施し、反撃を想定して特別非 常事態宣言を発令すると発表した。 プラチナ先限は5545円まで上昇したのち、上げ一服となったが、押し目は買われ た。金堅調につれ高となったが、円高や株安に上値を抑えられた。円相場は1ドル= 142円台後半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1290.93ドルから、金堅調につ れ高となり、1304ドル台まで上昇したのち、上げ一服となったが、1273ドル台 で押し目を買われた。 午前11時現在、プラチナは1293.00ドル、パラジウムが1057.00ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1271.39ドル、パラジウムが 1070.22ドル。 MINKABU PRESS
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