ゴム市況=総じて反発、上海9月限は一時1万4000元まで戻す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                RSS3                         TSR20
   2025/06      2025/11       2026/05          2025/07        2026/06
 299.9  + 5.5   292.2  + 1.3   291.0   0.0    227.0   0.0     228.0   0.0
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    上海ゴム9月限     13,880     + 110(午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて反発。寄り付きでは、薄商いの中、上海夜間安や円高には
反応が鈍く、買いがやや優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがプラスサ
イドに転じたことから、地合いを引き締める限月が目立った。ただ、終盤は上げ幅を縮
小させた。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比4.0円安〜5.5円高、活発限月の11月限は
同1.3円高の292.2円、期先26年5月限は同変わらずの291.0円、総出来
高は228枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は9月限のみ約定
し、同210ポイント高の1万3900ポイント、他限月は同135〜190ポイント
高、総出来高は119枚。

【産地価格は小動き】
 産地相場は、5月最終週からやや地合いを緩めていたが、6月6日に下げ止まると、
その後は小動きとなっている。6月12日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソン
クラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.13バーツ安の72.19バーツが提示さ
れている。5月19日に76.89バーツに上昇後、74〜75バーツ台が中心となっ
ていたが、6月6日に71.89バーツに下落した。ただ、その後は72バーツ台が提
示されている。
 米中通商協議が合意に至った11日も大きな動きは見られなかったことから、72〜
73バーツ付近はいまのゴム相場のファンダメンタルズを反映しているようだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20は買いが先行する展開
となり、1.6〜2.8セント高で推移している。
 上海ゴムは軒並み高。中心限月の9月限は、夜間取引では売りが優勢となり、前営業
日比75元安の1万3695元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、買いが先行す
る展開となり、中盤には1万4000元まで上昇した。終盤はやや小緩んだ。

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