●論点解説穀物、大豆油相場がストップ高に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米環境保護局(EPA)が再生可能燃料基準(RFS)の2026年と27年計画を
発表した。バイオ燃料混合義務は2025年が223億3000万ガロンに対して、2
6年が240億2000万ガロン、27年が244億6000万ガロンとされている。
業界団体が求めていた水準には到達しなかったが、それでも26年は4年ぶりの大きな
水準切り上げとあって、バイオ燃料向けの穀物需要の拡大期待が強くなった。特に今回
は、バイオ燃料の国内生産方針が強化されたこともポジティブ。輸入ではなく国内生産
によってバイオ燃料使用量を拡大していく基本方針であり、見かけの数値以上に米国内
関連業界への影響は大きくなる可能性がある。大豆油相場がストップ高まで急伸し、つ
れて大豆相場、他穀物相場を買い圧力が広がりを見せた。中東情勢の緊迫化で原油相場
が急伸したタイミングも影響した模様だ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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