米環境保護局(EPA)が再生可能燃料基準(RFS)の2026年と27年計画を 発表した。バイオ燃料混合義務は2025年が223億3000万ガロンに対して、2 6年が240億2000万ガロン、27年が244億6000万ガロンとされている。 業界団体が求めていた水準には到達しなかったが、それでも26年は4年ぶりの大きな 水準切り上げとあって、バイオ燃料向けの穀物需要の拡大期待が強くなった。特に今回 は、バイオ燃料の国内生産方針が強化されたこともポジティブ。輸入ではなく国内生産 によってバイオ燃料使用量を拡大していく基本方針であり、見かけの数値以上に米国内 関連業界への影響は大きくなる可能性がある。大豆油相場がストップ高まで急伸し、つ れて大豆相場、他穀物相場を買い圧力が広がりを見せた。中東情勢の緊迫化で原油相場 が急伸したタイミングも影響した模様だ。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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