きょうのNY為替市場、ドル売りが優勢となっており、ドル円は143円台に値を落としている。原油相場が下げに転じていることが、先週の有事のドル高を一服させている。中東情勢は依然として緊迫化しているものの、いまのところイランの原油輸出インフラに損傷は出ておらず、ひとまず安心感に繋がっている模様。 特に、世界の原油供給の約5分の1が通過するホルムズ海峡が封鎖されていない。石油施設への攻撃は懸念材料ではあるが、最大の懸念はホルムズ海峡への影響と見られている。 今週はFOMCが予定されており、18日に結果が発表される。先週のインフレ指標が予想を下回り、市場は年内の利下げ期待を高める動きも見られているものの、関税の影響を見極めたいFRBは利下げへの慎重姿勢を変えないと見られている。中東情勢の緊迫化もそれに加わっている格好。 今回はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表されるが、年内1回の利下げに予想を変更すると見られている。3月時点は2回だった。 イスラエルとイランの紛争激化は市場参加者に弱い世界経済を意識させる可能性があり、それがドルを支援するとの見方も出ている。原油高がドル押し上げ要因となる。米国がエネルギーの純輸出国であることが背景にある。とは言え、米国内の政策運営の混乱といった内部的なショックが、ドルにとって引き続き逆風になる可能性も指摘している。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は145円にまとまって観測。 16日(月) 145.00 (48.7億ドル) 18日(水) 143.00(6.9億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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