アジア株 米国の「週末」イラン攻撃可能性を警戒 香港株大幅安、米金利据え置きに米中対立激化

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 米国の「週末」イラン攻撃可能性を警戒 香港株大幅安、米金利据え置きに米中対立激化
 
東京時間14:05現在
香港ハンセン指数   23222.36(-488.33 -2.06%)
中国上海総合指数  3359.78(-29.03 -0.86%)
台湾加権指数     22030.56(-326.17 -1.46%)
韓国総合株価指数  2969.84(-2.35 -0.08%)
豪ASX200指数    8533.90(+2.73 +0.03%)
インドSENSEX30種  81492.06(+47.40 +0.06%)

アジア株は軒並み下落、米国のイラン攻撃が警戒されているほか米中対立激化も懸念されている。

トランプ氏は来週はイスラエルとイランの行方を決定する「非常に重要な週」になる、期限1秒前に決定を下すのが好きだと述べた。WSJによるとトランプ氏はイランに対する攻撃計画を承認したという。ただ、イランが核開発計画を放棄するかどうかを見極めるため最終的な命令は保留している。ブルームバーグは米政府高官が今週末にイランを攻撃する準備に備えていると報じている。

台湾が中国ファーウェイとSMICの2社を輸出制限対象の「エンティティーリスト」に追加、これは米政権が中国半導体産業を孤立化させようとしていることを意味する。米下院議員と台湾政府高官が会談したことも米中関係を悪化させるだろう。台湾高官は、台湾は米国にとって信頼できるパートナーであり防衛能力の強化に尽力していると述べた。

香港株は大幅続落、約2週間ぶり安値をつけている。米中対立激化に中東情勢、米金利据え置きを受け投資家心理が悪化、ほぼ全業種が下落している。エネルギーやハイテク関連の下げが目立つ。米FOMCでパウエルFRB議長はインフレに対する警戒を高め利下げを急がない姿勢を示した。香港は政策金利を米国に連動させているため米利下げ時期が遠のけば香港も基準金利引き下げが遠のく。

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