金・銀市況=金が続落、現物の戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,620    -23    15,729   -30  : 3,341.04   -10.65
銀          164.5    0.0     168.0   0.0  : 3,557.00   -75.00
プラチナ     6,120      0     5,645  -116  : 1,281.50   -28.90
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,045.70    -3.59
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.37   +0.12  ユーロ・ドル相場   1.1516  +0.0060
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【市況】
 金が続落。ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物
相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調を受けて
マイナスサイドに転じた。銀は2月限が下落、先限が変わらずとなった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが34〜16円安、ゴールドスポットが34円安、銀
が2.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万5232枚、金ミニが8799枚、ゴールドスポットが
1113枚、銀が4枚。
【金は米国のイランに対する2週間の猶予期間で上げ一服】
 金先限は夜間取引で1万5917円まで上昇した。米国のイラン攻撃の可能性が支援
要因となった。日中取引では1万5729円まで下落した。円相場は1ドル=145円
台前半で推移した。銀先限は168.8円で上げ一服となった。
 ホワイトハウスは、トランプ米大統領が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争
に米国が介入するかどうかを決定すると発表した。米大統領はイランとの外交的解決を
追求することに関心があるとした。イスラエルとイランの空戦は20日に2週目に入っ
た。イスラエルはイラン各地の核施設を攻撃しているが、フォルドウの地下濃縮施設を
破壊するには米国が保有する地下貫通弾(バンカーバスター)を使う必要がある。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、米国のイラン攻撃の可能性を
受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の3368.71ドルから、米大統領
が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると
発表したことを受けて売り優勢となった。午後に入ると、3345ドル台まで下落し
たのち、下げ一服となったが、3356ドル台で戻りを売られた。
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