金・銀市況=金が急反発、米軍のイラン核施設攻撃や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,829   +209    15,985  +256  : 3,353.36   +12.32
銀          167.0   +2.5     168.0   0.0  : 3,605.00   +48.00
プラチナ     5,942   -178     5,710   +65  : 1,270.90   -10.60
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,059.83   +14.13
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.24   +1.87  ユーロ・ドル相場   1.1505  -0.0011
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【市況】
 金が急反発。米軍のイラン核施設攻撃を受けて買い優勢で始まったのち、円安となっ
たが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、イランの報復
措置に対する懸念や円安を受けて押し目を買われた。銀は夜間取引で10月限が変わら
ずとなった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが209〜260円高、ゴールドスポットが262円
高、銀が変わらず〜2.5円高。
 推定出来高は、金が2万7221枚、金ミニが1万0271枚、ゴールドスポットが
1785枚、銀が1枚。
【金現物は米軍のイラン核施設攻撃も上げ一服】
 金先限は16日以来の高値1万6004円を付けた。米軍のイラン核施設攻撃や円安
が支援要因となった。円相場は1ドル=147円台前半の円安に振れた。
 米軍は21日、イランの核施設3カ所を空爆した。イラン議会はホルムズ海峡封鎖を
承認しており、イランの報復措置を確認したい。一方、国連安全保障理事会は米国のイ
ラン核施設攻撃を協議する緊急会合を開き、ロシア、中国、パキスタンが無条件の即時
停戦を求める決議案を提示した。会合はイランが要請。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場は、ホワイトハウスが米大統領は
今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発
表したことを受けて売り優勢となった。アジア市場では、米軍のイラン核施設攻撃を受
けて3392ドル台まで上昇したのち、利食い売りなどが出て上げ一服とり、3353
ドル台まで下落した。午後に入ると、イランの報復措置が警戒されるなか、押し目を買
われたが、3366ドル台で戻りを売られた。
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