●論点解説穀物、産地降雨に加えて原油高の支援も一服=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 穀物相場は上値の重さが目立つ。第一に天候要因だ。産地では気温が上昇している
が、降雨が続いている。土壌水分は潤沢であり、ホット・アンド・ドライ(高温乾燥)
型の天候への移行が見送られている。裏返すと、乾燥傾向が強まると急伸する可能性も
あるが、現時点では雨がちな天候が予想されている。第二に原油相場の急落だ。特に
6月は大豆油相場の高騰が目立っていたが、その大豆油相場が沈静化している。バイオ
燃料高からの穀物相場高のリスク後退も、穀物相場全体の上値を圧迫している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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