アジア株下落、利食い売り トランプ発言受け米金融市場混乱に対する警戒も 香港株5日ぶり反落 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 24331.32(-143.35 -0.59%) 中国上海総合指数 3451.12(-4.86 -0.14%) 台湾加権指数 22468.74(+38.13 +0.17%) 韓国総合株価指数 3049.60(-58.65 -1.89%) 豪ASX200指数 8538.90(-20.29 -0.24%) アジア株は軒並み下落、利益確定売り優勢で始まった。トランプ氏のFRB議長に対する発言を受け米金融市場の混乱に対する警戒感も広がっている。 トランプはなかなか利下げしないパウエルに怒り心頭で、9月か10月までに次期FRB議長を指名することを検討しているとWSJが報じた。苛立ちを募らせていることから「夏にも」指名する可能性もあるという。パウエル議長は来年5月で任期満了だがトランプはそれまで待てないようだ。 トランプ氏に忠誠心の高い人物をFRB議長に指名するようで、トランプの暴走が米国の信認低下につながる恐れがある。後任にハセットNEC委員長かウォーシュ元FRB理事を検討。元世銀総裁マルパス氏とウォラーFRB理事も候補にあがっている。 香港株は5営業日ぶりに反落、米利下げ期待を受けきのうは終値ベースで約3カ月ぶり高値を更新した。そのため、いったん利益を確定する売りが広がっている。不動産やハイテク、自動車、カジノ、医療品関連が下落している。 韓国株は大幅反落、前日に約4年ぶり高値をつけたことから調整売りに押されている。年初来で27%も上昇していることもあり、外国人投資家がポジションを減らしたという。
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