LME市況=全面高、中東情勢不安の後退や米株高・ドル安などで買い優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,583.40  +   27.37     2,583.50  +   20.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,219.33  +  406.14     9,899.50  +  187.00
    ニッケル      15,021.06  +  144.75    15,209.00  +  135.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2567ドルで確りと取引を開始した後は2571ドルが抵
抗線として意識され伸び悩んだが、アジア時間後半に地合いを引き締め2578.50
ドルに達した。その後は2572ドルを下値支持線として底堅く推移した後、米株高と
ドル安傾向が手掛かりとなって引けにかけて浮上。2592.50ドルの高値を記録し
た後に上げ幅を縮小したが、堅調地合いは維持。
 銅3カ月物は大幅続伸。9738ドルで大きく値を切り上げて取引を開始。アジア株
式市場の頭重い動きに上値を抑制され、7380ドルを上値抵抗線にしての高下が続い
たが、欧州時間を迎えると地合いを引き締めて9870ドル台に到達。その後、米株高
やドル安が手掛かりとなって値位置を切り上げ、引け間際に9913.50ドルと3月
27日以来の高水準まで浮上。高値圏を維持したまま取引を終えた。現物価格が大幅高
となり、旺盛な現物需要が相場を押し上げる一因となった。
 ニッケル3カ月物は大幅反発。1万5075ドルで堅調で取引を開始。その後、値位
置を切り上げた。アジアの時間帯終盤に1万5270ドルの高値を付けた後に値を落と
したが、1万5160ドルが支持線となった。終盤は高もちあいとなり、堅調地合いを
維持したまま終了。
今日の材料
・26日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小反落、7.52ポイント安の3448.45ポイント。
・欧州株は英独株価指数が上昇。金属価格の上昇を受け、鉱業株が好調。消費財や日
 用品・化粧品関連株は下落。
・米国実質GDP(確報値)(2025年 第1四半期)
 結果 -0.5%
 予想 -0.2% 前回 -0.2%(実質GDP・前期比年率)
 結果 0.5%
 予想 1.2% 前回 1.2%(個人消費・前期比年率)
 結果 3.8%
 予想 3.7% 前回 3.7%(GDPデフレータ・前期比年率)
 結果 3.5%
 予想 3.4% 前回 3.4%(コアPCE価格指数・前期比年率)
・米国新規失業保険申請件数
 結果 23.6万件 予想 24.4万件 前回 24.6万件(24.5万件から修正)
・5月の米耐久財受注(速報値)
 結果 16.4%予想 0.8% 前回 -6.6%(-6.3%から修正)(前月比)
・ドルは下落。ドル円は一時1ドル=143円台後半に下落。安値を離れ、144.40円台
 でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは1ユーロ=1.1745ドルまで
 上伸し、2021年9月以来の高値をつけた。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは404.41ドル高、ナスダック指数は194.36ポイント
 高(0.97%高)。
・ニューヨーク貴金属は金は小幅高ながら銀、PGM系貴金属が大幅高。ニューヨーク
 原油は小幅高。
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