●論点解説穀物、USDA統計は無難に消化=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米農務省(USDA)の作付面積と四半期在庫が発表されたが、穀物相場は全体的に
明確な反応を示さなかった。サプライズ感の乏しい数値であり、需給見通しに修正を迫
るものではないと評価されている。作付面積も3月意向調査と比較すると、トウモロコ
シと大豆がともに下振れだが、ともに10万エーカー強の修正幅であり、生産高見通し
の大きな修正は求められない。
 四半期在庫は市場予想とのかい離状態が注目されるが、トウモロコシが46.44億
Bu(市場予想は46.41億Bu)、大豆は10.08億Bu(同9.80億Bu)
であり、サプライズ感は乏しかった。需要見通しに想定外の動きは見られなかったこと
が窺える。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。