●論点解説金、FRBの独立性問題=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米金利低下、ドル安環境が続く中、金相場は安値修正の動きが優勢になった。特に目
立った売買材料は見られなかったが、3日の雇用統計が利下げの方向性を支持するとの
見方が強くなっている。一方、トランプ米大統領はパウエル米連邦準備制度理事会(F
RB)議長に対する批判を繰り返しており、この日は金利を1%以下に下げるように具
体的な要求を行っている。パウエルFRBの後任人事を巡る議論が活発化するなど、F
RBの独立性が疑問視される状況は、ドル売り・金買いを促そう。利下げに積極的な次
期FRB議長を早くも指名し、パウエルFRB議長のレームダック化で将来の利下げを
マーケットが織り込むように促す「影のFRB議長」構想もトランプ政権内部からは伝
わっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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