[今夜の視点]海外原油=引き続き売り買い交錯か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.23ドル安の64.88ドルで推
移。本日これまでのレンジは64.67〜65.02ドル。
 今晩の海外原油は引き続き売り買い交錯か。石油輸出国機構(OPEC)プラスのう
ち8カ国が今週末に会合を実施し、8月の増産幅について決定する見通しであることが
相場を圧迫している印象がある一方、イラン・イスラエル戦争が終結した後の模様眺め
が続いているだけであるようにも見える。
 次の焦点は依然として定まっておらず、値動きを見通すための手がかりは不透明であ
る。イランが核開発を続ける構えであり、米国の攻撃を免れた濃縮ウランが存在する可
能性が高く、米国の軍事介入で状況が何も変わっていないことも積極的な売買を手控え
させている。米国とイスラエルが現状に満足しているのか、とりあえずは来週のトラン
プ米大統領とネタニヤフ首相の会談を確認する場面か。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 製造業購買担当者景況指数 2025年6月確報(Markit)
【経済】18:00 消費者物価指数 2025年6月速報(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:55 雇用統計 2025年6月(連邦雇用庁)
◆ スイス ◆
【経済】15:30 小売売上高 2025年5月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 建設支出 2025年5月(商務省)
【経済】23:00 製造業景況指数 2025年6月(ISM)
【工業】7/2 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【休日】--:-- 建国記念日
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