LME市況=アルミ・銅は米国の連休前で転売が優勢で反落、ニッケルは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,599.25  -   17.78     2,605.00  -   15.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,042.11  -   67.09     9,954.50  -   58.50
    ニッケル      15,263.52  +  147.22    15,451.00  +  149.00
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 アルミ3カ月物は反落。2616.50ドルで小反落で取引を開始した後、アジア株
高を手掛かりにして買い戻す動きが見られてプラスサイドに転じ、2624ドルの高値
に達した。ただ騰勢は続かずに値を落とし、その後は取引を終えるまで2620ドルと
前日終値を上値抵抗線として意識する展開が続いた。終盤には米独立記念日の連休を前
に転売が出たことから、2600ドル水準まで下落。この日の安値に近い水準まで値を
落として引けた。
 銅3カ月物は反落。9998ドルで小安く取引を開始した後に浮上し1万0015ド
ルの高値を付けてプラスサイドに達する場面も見られた後に値位置を落としながらも、
アジア株高に支えられて9975ドルを下値支持線とする動きが続いた。ただ、米国の
時間帯を迎えると米国の独立記念日の3連休が意識されるなか転売が優勢となり値を落
とし、一時9937ドルの安値を記録。安値からの戻りは鈍く終えた。この日は米労働
省から6月の米雇用統計が発表され、予想以上に強い数字となり、ドル高となったこと
も利食い売り要因となった。
 ニッケル3カ月物は大幅続伸。1万5330ドルで堅調で取引を開始した後も、他の
非鉄貴金属の頭重い動きにもかかわらず終盤にかけて値位置を切り上げる足取りを展
開。終盤に1万5480ドルの高値に達した後に値を落としたが、150ドル近い上げ
幅を維持して引けた。
今日の材料
・3日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小反発、6.36ポイント高の3461.15ポイント。
・欧州株は軒並み上昇。6月の米雇用統計が市場の予想より堅調だったことから投資
 家心理が改善し、買いが優勢。英FTは英国の財政悪化への警戒感が後退したことも
 相場を支えた。
・6月の米雇用統計
 結果 14.7万人
 予想 11.4万人 前回 14.4万人(13.9万人から修正)
 (非農業部門雇用者数・前月比)
 結果 4.1%
 予想 4.3% 前回 4.2%(失業率)
 結果 0.2%
 予想 0.3% 前回 0.4%(平均時給・前月比)
 結果 3.7%
 予想 3.9% 前回 3.8%(3.9%から修正)(平均時給・前年比)
・米週間新規失業保険申請件数
 結果 23.3万件 予想 24.0万件 前回 23.7万件(23.6万件から修正)
・6月のISM非製造業景気指数 結果 50.8 予想 50.6 前回 49.9
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=145円台前半まで急上昇。ユーロドルは6月30日以来の
 安値となる1ユーロ=1.1714ドルまで下落。
・米国株は上伸。ニューヨークダウは344.11ドル高。ナスダック指数は207.97ポイント
 高(1.02%)。
・ニューヨーク貴金属は、3連休前のドル高から利食い売り優勢で銀を除き下落。
 ニューヨーク原油は小反落。
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