●論点解説穀物、大口輸出成約報告には要注意=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ穀物相場は、独立記念日前の持高調整が中心だった。いよいよ受粉期が本格化
していくタイミングだが、産地気象環境は安定している。連休中も降雨が予想されてお
り、乾燥懸念が浮上する余地は乏しい。ただし、6月は産地の良好な気象環境で大きく
売りこまれていただけに、持高調整が優先された。注意が必要なのは、大口輸出成約
15万トンが報告されたことの方だろう。値頃感や先安観の乏しさから需要家の在庫手
当てが本格化した場合、天候相場目線での売り圧力にはブレーキが掛りやすくなる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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