金・銀午前=金は続落、現物安や円安一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は続落。ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安一
服も圧迫要因になった。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が156〜41円安、金ミニが
150.0〜94.0円安、ゴールドスポットが254円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万0045枚、金ミニが3859枚、ゴール
ドスポットが713枚、銀が0枚。
【金は欧州時間に上げ一服】
 金は欧州時間に上げ一服となった。トランプ米大統領が関税交渉を行っている10〜
12カ国に関税率を通知する書簡の送付を開始するとし、ドル安に振れたことが支援要
因になったが、ニューヨーク市場は独立記念日で休場であり、上げ一服となった。米大
統領は大型減税・歳出法案に署名し、成立した。米国の財政不安が高まるようなら、ド
ル安が続くとみられる。
 米大統領は関税率を通知する書簡を7日に送付するとした。おそらく12通になると
した。上乗せ関税の一時停止期限が9日に迫っているが、ベッセント米財務長官は関税
率の適用は8月1日からなので、合意に近づいていない国が譲歩案を提示する時間はな
おあると述べた。
 金先限は1万5479円まで下落した。ドル建て現物相場の下落や円安一服が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=144円台後半で円安が一服した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場では、欧州時間に上げ一服となっ
た。アジア市場では、朝方の3330.87ドルから、米国と各国の関税交渉継続見通
しを受けて売り優勢となった。
 午前11時現在、金が3316.71ドル、銀は3687セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が3342.38ドル、銀が3687セント。

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