●論点解説ゴム、上海ゴム相場は膠着化している=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 上海ゴム先物相場は、1万4000元水準で膠着化している。株価や原油相場の動向
とも関係なく動意を欠いている。中国経済の景況感は、米中通商協議再開の合意もあっ
て、やや上向いている。しかし、中国経済に対する信頼感を十分に高める程に景況感が
改善している訳ではなく、動意を欠いている。需要不安の急落には一服感があるもの
の、先行きを楽観視できない状態が、上海ゴム相場の値動きを限定している。こうした
状況では、OSEゴム相場のみが一方的な相場展開に発展する可能性は低い。OSEゴ
ム相場は株価や円相場との連動性も無視しており、短期筋の持高調整が中心の地合が続
きやすい。足元ではやや買い圧力が優勢だが、上海ゴム相場の低迷が続く限りは、短期
上昇圧力との評価に留まる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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