アジア株下落、トランプがBRICS同盟国に関税警告 BRICSはイラン攻撃と一方的な関税を非難 東京時間14:05現在 香港ハンセン指数 23825.61(-90.45 -0.38%) 中国上海総合指数 3465.05(-7.27 -0.21%) 台湾加権指数 22336.16(-211.34 -0.94%) 韓国総合株価指数 3062.27(+7.99 +0.26%) 豪ASX200指数 8585.40(-17.57 -0.20%) インドSENSEX30種 83321.31(-111.58 -0.13%) アジア株は軒並み下落、トランプ関税が警戒されている。 トランプ氏は日本時間8日1時に関税に関する手紙を送る、同時に貿易協定も発表する予定だ。ベッセント米財務長官は手紙は送るものの関税が決定するわけではない、関税は8月1日に発効するため時間があると述べた。つまり8月1日まで約3週間の猶予を与えられたということだ。 過度な懸念が後退したと思いきや、トランプは突如「BRICSに協調する国は10%の追加関税に直面する、例外はない」と警告した。これにより世界的な貿易摩擦懸念が再燃しつつある。BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国を指すが、中国を標的にしているのだろう。 これより前にBRICS諸国は関税引き上げに「深刻な懸念」を表明した。どこの国とは言わなかったが米国のことだろう。BRICSは一方的な関税措置が世界貿易の縮小、世界的なサプライチェーンの混乱、不確実性を招くと非難。また、米国イスラエルを名指しせずイランへの攻撃も非難した。 米中関係が再び悪化する可能性があるが「タコ取引」の可能性もある。ひとまず日本時間8日1時からのトランプ関税書簡の内容を見るまでは様子見が無難か。 香港株は小幅続落。医療品やハイテク、素材関連の一角が下落している。上海株は反落、エネルギーや医療品、生活必需品の一角が下落。 豪州株は下落も下値は限定的、豪中銀利下げ期待が支えに。月次CPI伸び鈍化や低迷する経済成長、予想外の雇用者数減少などを受けあすの豪中銀は利下げが予想されている。ただ、トランプ関税による不確実性の高まりを受け据え置きを予想する声も聞かれる。
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